【透明水彩・コピックなど】アナログ画材別特徴まとめ
こんにちは、アマハルです。
今回はアナログイラストで色を塗る際の画材別特徴を書いていきたいと思います。
※添付画像は描いた時期が異なり若干の画風の違いありです。
透明水彩
透明感のある繊細な色味。
にじみやぼかしなど色んな表現ができる分、奥が深く難しい印象があります。
良い所
- 原色以外の変わった色がたくさんある(例えば分離色やダストカラーなど)
- 塗った後も色を落としたり修正ができる(ただし画材による)
難しい所
- 紙や筆、絵の具のメーカーによって色味やぼかし具合など大きく変わる
(特に紙。発色や弾き具合、重ね塗りの有無など。
自分の「これだ!」というものを見つけるまで試す必要がある)
- 技術・約束など覚える事が結構ある
(例・白を混ぜると透明感がなくなる。
同じ色でも絵の具によっては顔料により透明感が変わったり不透明だったりする。)
何度も試行錯誤しては挫折を繰り返してきた透明水彩。
解説動画などもたくさんありますが、簡単に始められるものの
知れば知るほど難しいと思いました。
コピック
アルコールマーカー。
良い所
- はっきりした綺麗な発色
- ぼかしができる
- 色が豊富
難しい所
- 1本の値段が高く消耗品
(インクは結構突然なくなるのでストックがないと塗れない。
※絵の具だと混色などでできる場合がありますがコピックは難しいです)
- ムラができたり失敗してもやり直しができない
(透明水彩と大きく違う所と感じています)
結構色を揃える必要がある
(私の場合1本ずつ揃えたのでセット買いの方がいいかもです。
1本の場合例えば赤ならその近くの薄い色、濃い色を揃えて(+0番)はじめてグラデーションが作れます。その要領で色んな色を揃えるので本数が必要になるかと)
ターレンスエコライン(アルコールインク)
コピックがマーカーならこちらはボトルに入った液体インクです。
(ドクターマーチンが有名ですが使用経験がないので今回はエコラインを。
エコラインはドクターマーチンと比べると色が薄めだそうです。)
良い所
- 発色が良い(>透明水彩)
- 耐光性(インクによっては耐光性でなく保存が難しいものがあります)
難しい所
- 塗った後修正できない
(透明水彩のように筆で塗りますがこちらは乾いた後リフティングできません)
- 水の分量、混色が難しい
同じく水彩と違い修正できない分難易度が高くなります。
そして水の分量の若干の多いか少ないかの違いで分離しやすくなると思いました。
顔彩
良い所
- 日本らしい変わった色がある(落ち着いてたり渋い色)
- 水彩のように使える
難しい所
- 混色に向かない(濁りがち←これを利用するのも手)
- 透明色と不透明色の中間のような感じ
(透明水彩より透き通っておらず、とはいえアクリルのような不透明感もない…
独特の質感なのでこれを活かす方法を模索中です)
※こちら私が使用している顔彩リンクがなかったので貼らずにおきます。
アクリルガッシュ
不透明色の絵具。
上記の透明感のある画風とは雰囲気の違う感じに。
(また、水の量では水彩っぽい表現もできます。上の画像は比較的水多め。
※水彩とは多少異なります)
良い所
- はっきりした発色
- 乾くと何度も塗り重ねれる
難しい所
- すぐ絵の具が乾く
- 主線が消える
すぐ絵の具が乾くのは長所でもあるのですが
例えば混色を作ったものが乾いたのでもう一度作る必要が…など
すばやく塗るのがコツなのかな…と思います。
また、上記の画材と比べ主線を隠してしまうので
線画を元に塗り進める感じとは塗り方が大きく変わると思います。
まとめ
今回塗る画材に絞って記事を書いたのですが
どれにも言える事は
「使用する紙によって重ね塗り・発色が変わる」
「画材の併用によってまた違った特徴が出る」
と、それ独自で言い切れないところ、
それもまたアナログ画材の魅力であり難しさだと思っています。
私も色んな画材をこれから勉強して発見していきたいと思います。
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