アナログイラスト成功と失敗-練習してきた遍歴‐

こんにちは、アマハルです。

今回は最近力を入れているイラストの課題や進捗を載せていきたいと思います。

 

私は長い間漫画家志望として漫画を描いてきて

実はイラストよりまずは漫画の技術を磨きたい…!と

今まで恥ずかしながら練習を怠ってきました。

 

最近このままではいけないと、漫画と同時進行でイラストの練習を

ちゃんとやろうと心に決めました。

 

かつてのイラスト

(使用画材は主にコピック

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スキャン後クリスタでかなり修正・加筆・加工して誤魔化しています…

自分なりに自分のイラストの例えば色・構図・塗り方…など挙げればキリがないほど

この時点では気に入らなり所ばかりです。

 

水彩絵の具を使う

(これは水彩で初めて塗ったイラスト。絵の具は100均でした)

20211110173115

元々はっきりした色塗りが好きでコピックを使っていたものの、

自分の絵には水彩のような感じが似合うのではとアドバイスを貰い

水彩を始めます。

 

始めた当初、ぼかしやにじみが面白く、

コピックでは塗ったらその後の修正はほぼできないので)

とても新鮮でした。

 

ただ、やり続けるうちに水彩の奥深さ(塗り方・混色・画材選び)に少しずつ気付き、

どんどん悩み、課題だらけになっていきます。

 

透明水彩の課題(その1・肌色)

まずはじめに課題に感じたのは「肌色」でした。

透明水彩では色んなメーカーから「肌のために適した色」が出ています。

(例えばホルベインならジョーンブリアンなど←No.1やNo2がある)

 

メーカーによって淡かったり黄色が強かったり様々で、

どれが自分の好きな色かは試さないと分からないという難しさがありました。

 

そして後々気付くのですが、透明水彩でもそれだけで肌色として使える色は

たいていは「不透明色」となっており、

透明感のある透明水彩のなかで、その色で肌を塗ると色の雰囲気が違う、

(特にその絵を間近で見た時に。スキャンの際はそこまで気にならない。

私は原画でも綺麗に見えたいと思い、こだわるように)

 

これが個人的にはとてもモヤモヤして、頭打ちとなりました。

 

そしてようやく「自分で混色して作る」という事を覚えます。

20211110173335

(この絵ははじめて自分で作った肌色を使い塗ったイラストです。

透明感は出たものの、ムラが生じ色も濃く次の課題になりました)

 

教則本やメイキング動画を見て

多くの方が使っている混色を試したり、自分の好きなように試したりしました。

しかしどれも自分の好きな肌色にはならず、

「肌の塗り方」は大きな課題として立ち塞がります。

 

透明水彩の課題(その2・ムラ)

先程のイラストでもあったように

「自分の意図していないところにムラができる」

(水彩用語でバックランというものもあります。

自分でコントロールできればいいのですが私はできずにいました)

これに困りました。

 

色々調べるうちに「水が多すぎる」という事を知ります。

が、いくら水を少なくしても(筆がカラカラに近い状態でも)

ムラができてしまう…(その都度描き直しています)

 

そしてわかったのが「使う紙によって変わる」という事。

 

私の使っていた紙は特にムラができやすい紙でした。

そこで紙を調べに調べて、買い換える事に。

20211110173342

しかし…

 

ムラができずに塗れたと喜んだものの、

綺麗に収まってなんとなくつまらないイラストになっている気がしていました。

 

上手くムラにならず、はみ出さずに塗れるようになっても

なんだか気に入らない…

 

その後も様々な紙を試しますがやはり「綺麗にまとまったイラスト」にはなるものの、

自分の中で納得できないものでした。

(そしてその都度画材を揃え、散財していく事に…)

 

現在

完全に頭打ち。描けば描くだけ迷走し、上手くいかない…

そこで思い切って好きなように好きなものを描く事にしました。

 

すると…

20211110180521

(一発描きでシャーペンで描いたものを着色。

画材はターレンスエコラインカラーインクを3色使用)

 

まず以前のイラストでは線画だけで2・3日かかり

(アナログで描いてから→スキャン後ほぼ完全に消し描き直し→その後印刷・ペン入れ)

その後塗りを失敗すると同じ工程を何度も繰り返し線画制作→塗り失敗→線画…と

何度もしていて気持ち的に疲れ果てていたせいもあり、

一発描き。かつ、肌色はカラーインクの灰色と肌色を混ぜるという

(それまで灰色は暗くなるので作風に合っていないと好きなものの封印していました)

とにかく、自分の好きなように、しっぱいしてもいいやという気持ちで

塗る事にしました。

 

  • シャーペンの線画
  • カラーインク
  • 色を抑えた塗り方
  • 気負わずその時思いついた好きな題材

 

肩肘を張らず力を抜いて描いた結果、

個人的には気に入った塗り方に近付いた気がしました。

 

20211110180527

(下絵の青鉛筆もそのままという…)

 

個人的に気に入っているものの

ただ、自分の描く漫画のイメージには合うだろうか…?とか

まだまだ課題はたくさんあります。

 

夢は漫画家、それと同時にイラストも魅力を感じてもらえるような

絵を描く人間になりたいと思っているので

まだまだめげずに勉強を続けていきたいと思います。

 

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線画

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過去の透明水彩メイキング

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